- サウナっていろんな種類があるけど、どう違うの?
- サウナの種類毎の特徴が知りたい!
サウナに行くと「ドライサウナ」「ロッキーサウナ」「ケロサウナ」・・・などさまざまなサウナの名前が表示されていますが、いまいちわかりづらいですよね。
今回の記事ではサウナの種類をわかりやすくまとめて分類し、それぞれの特徴や目的別の使い分けを考察しております。
特にいろんなサウナに行くことが多い方にはぜひ最後までご一読いただけますと幸いです。
- 色んな種類のサウナを知ることができる
- 目的別に様々なサウナを使い分けることができる
サウナの種類①温度と湿度による分類とその特徴
最も一般的でよく目にする分類で、乾式サウナ・湿式サウナ・フィンランド式サウナの3種類に分けられます。
ドライサウナ・乾式サウナ
ドライサウナとは高温低湿のサウナのことで、大体温度は80~100℃以上で湿度は10%程度、いわゆる”昔からあるサウナ”です。
スチームサウナ/ミストサウナ・湿式サウナ
温度は40〜60℃と比較的低いものの、湿度は100%にもなるほどの低音多湿のサウナのことです。
”モクモク煙で室内が充満しているサウナ”のことで、壁はタイル貼り・扉はガラスのことが多いです。
塩が置いてある場合には「塩サウナ」とも表記されていたりします。
湿度が高いため熱が身体に伝わりやすいのが特徴です。
フィンランド式サウナ
乾式と湿式2つのサウナの中間的存在がフィンランド式サウナです。
ある程度温度が高く(80度前後)、かつ湿度も15〜20%とそれなりに高い、高温多湿のサウナです。
熱したサウナストーンにアロマ水などを柄杓(ラドル)でかける(ロウリュする)ことで得られる蒸気で部屋が暖められます。
小活|温度と湿度によるサウナの種類
「〇〇℃以上がドライサウナ」などの明確な線引きはなく、大まかに下記のように分類されているようです。
個人的にはメリットやデメリットの観点からもフィンランド型サウナが好みであり、誰にでもおすすめできるサウナです。
サウナの種類②熱源・サウナストーブでの分類とその特徴
温度・湿度による分類以外にもサウナの熱源(サウナストーブ)による分類で、遠赤外線サウナ・ボナサウナ・ロッキーサウナなどがあります。
遠赤外線サウナ
主にストーブからの遠赤外線を放射した輻射熱で温める方式のサウナです。
物体は外から当たった電磁波を反射・透過・吸収し、外へ向かって電磁波を放出する。全ての物体が電磁波を出し、それを相互に吸収することによって、差し引きでエネルギーが移動する。物体同士が離れていても、また、熱を媒介する物質がない真空でも熱が伝わる。このメカニズムで伝わる熱のことを輻射熱という。気温が同じでも日向と日陰で体感温度が異なるのは、輻射伝熱によるものである。
wikipediaより引用/一部追記
難しく書いてありますが、簡単にいうと輻射熱とは「日光やこたつの温かさ」の源です。
サウナストーブから発せられた電磁波が体に伝わり体を温めます。
このサウナで湿度を保つことはできないので、基本的には遠赤外線サウナ=ドライサウナと考えて良いでしょう。
ボナサームサウナ(格納式サウナ)
サウナストーブが壁の中に格納されているタイプで、「サウナストーブがない・・・?」と思ったらボナサウナです。
ボナサウナの構造は下図のようになっております。
ロッキーサウナ
サウナストーンが”山”のように積み上げられている場合に、石が積み重なり岩場のように見えることからロッキーサウナと呼ばれます。
ikiサウナ
伝統的な分類というより最近の流行のサウナストーブがこのikiサウナです。ロッキーサウナの一種と言えるでしょう。
METOSという元々は工業会社ではあるものの、現在はサウナ製品などの販売を行っていることで会社により販売されております。
オートロウリュやアウフグースイベントを行っているサウナ施設が採用している印象です。
サウナの種類③その他の分類
ケロサウナ
ケロサウナとは木の宝石ともいえる貴重な材木の”ケロ”により作られたサウナです。
関東地区では3施設「かるまる」「ザベッド・アンドスパ所沢」「舞浜ユーラシア」ですが、未経験であればぜひ体験してみてください。
ケロサウナに関してより知りたい方は以前の記事↓もご参照ください
塩サウナ
塩が置いてあるサウナのことで、塩を体の表面に塗ることで、体の表面の浸透圧が上昇します。
湿式サウナに設置されていることが多いですが、乾式サウナに設置されていることもなくはないです。
塩サウナに関してより知りたい方は以前の記事↓もご参照ください。
薬草サウナ
サウンストーン(香花石)の種類
簡単に分類すると2種類、天然のサウナストーンと人口サウナストーンがあります。
天然サウナストーン
マグマが冷えて固まった火成岩が主に使用されます。
ただし、形が不均一のため小さいサウナストーブの使用では注意が必要で、ロッキーサウナなどの大きなサウナストーブでの使用に適しています。
人口サウナストーン
サウナのために生み出されたセラミック製の人工石です。
先程の天然サウナストーンの特徴である強度・放熱性・水分の蒸発性をより強くしたまさにサウナ専用のものと言えるでしょう。
人工サウナストーンはそれに加え形が均一で管理しやすいのが特徴です。
先ほど紹介したMETOSさんや、Amazonで購入が可能です。
METOSさんで販売されている「KERKES(ケルケス)ストーン」は”耐久性が高く、フィンランドの建築雑誌で「最も優れたサウナストーン」と認められた”とのことです!
目的に応じたサウナの種類の選び方
せっかくサウナの種類をみたのでそれぞれの特徴から、適切なシーンについて考えてみましょう。
純粋にサウナを楽しみたいとき
一番自分が好きなサウナに行ってください。
サウナの温浴効果を最大化したいとき
フィンランド式サウナがおすすめです。
サウナの温浴効果とは簡単にいうと「体が温まること」で得られます。
温度・湿度共に高いフィンランド式サウナが最も体温が上がりやすく、サウナの効果・メリットを最大、さらにデメリットも最小限になるサウナです。
香りを楽しみたいとき
香りがメインのサウナは下記の3つです。
個人的にはやはりロウリュ・アウフグースサービスのあるタイミングを狙っていくと楽しむことができます。
- ロウリュのあるフィンランド式サウナ
- ケロサウナ
- 薬草サウナ
スキンケア目的のとき
塩サウナがおすすめです。
サウナ自体がスキンケアには良いのですが、塩サウナは「サウナの温浴効果」+「体表面に塩を塗ることで発汗をさらに促す」ことができるので最強の美肌製造機と言えます。
塩サウナの入り方(以前の記事↓もご参照ください)
まとめ|サウナの種類
様々な分類が混在していで混乱しやすいですが、知っておくことで自分好みのサウナに出会う確率が上がるでしょう。
特に湿度が高いか低いかは、体の温まりまやすさ・サウナ内の辛さに直結するので特に湿度のみによるサウナの分類に注目してみましょう。
ただし、知らなくてもサウナは楽しめますので気にしすぎないよう。
フィンランド式サウナを探したい場合は「サウナイキタイ」で「ロウリュ」「セルフロウリュ」「オートロウリュ」を検索すれば良いでしょう。